企画書原案_05
■仮タイトル
ネジの外れた探偵世界(仮)
■ジャンル
現代モノ、美少女
■ゲームコンセプト
・バカげた謎を真面目に推理するアホな探偵とツッコミの助手による日常の物語
■セールスポイント
・基本バカばかりのツッコミどころ満載の世界観
・シュールな展開で魅せつつ、明るさ全開で繰り広げるストーリー
・誰でも分かるヤングミステリを楽しめる
・ケンカしながらも成長していくバディものの良さ
■世界観設定
・舞台は現代の東京
・探偵事務所は駅から少し離れたマンション内の一室を借りて運営している
・事務所はヒロイン1の自宅も兼ねている
・日常の些細なことで迷惑をかけ、逮捕はされないギリギリのラインを攻めてくる怪盗が存在したり、情報屋が存在したりと、大袈裟に本格ミステリなどの要素を持つ
■ストーリー
流行らない探偵事務所の所長であるヒロイン1と助手の主人公は毎日退屈していた。このご時世、依頼の大半は浮気調査ばかりでドロドロの感情を見たくないヒロイン1は全部キャンセル。自分で自分を追い込んだ結果、仕事がなくなってしまった。
ある日、SNSのアホな迷惑行為を見つけた主人公の一言から、ヒロイン1は些細な迷惑行為を解決する事業の展開を考案。翌日より二人のもとに本当に小さな悩みなどの依頼が届いて仕事が増える。が、小さい悩みすぎてまるで稼ぎにならない。
そんな紆余曲折の二人のもとに、伝説の怪盗より挑戦状が届いた。
仕事がないのなら私を捕まえてみせよ──その挑発で火のついたヒロイン1は怪盗の確保を第一優先にして、日常探偵を名乗ること宣言。怪盗といえば育毛剤と脱毛剤をすり替えて中年男性を泣かせたり、男同士のあいあい傘の傘にハートマークを描いたりとやりたい放題の悪。そう、怪盗はバカだった。日常探偵を名乗り、怪盗と対峙しようと決意したヒロイン1も同じくバカだ。
日常の小迷惑を巻き起こす者と阻止する者の争いが、助手の主人公の冷ややかな目線を浴びる中で開戦するのであった。
■キャラクター
○メインヒロイン1
・キャラクタータイプ「バカ丸出しのハイテンション女子」
・性格:常に底抜けの明るさを持っている
常識外れのバカでありアホ
猪突猛進な性格
・目標:怪盗を捕まえる
・その他:冴えない探偵事務所の若き所長。現在は学校と掛け持ち。つねに全力だが大いに空振りしてしまうことばかり。主人公とは特に接点があるわけではないが、街中で偶然見かけて半ば強引に助手を任せた。浮気調査などの誰も幸せにしない依頼があまり好きではないということで、日常の些細な迷惑や謎を解決することを生業とすることを決意。そんな中で現れた怪盗が小迷惑を重ねて営業妨害してくるので、打倒怪盗を掲げるようになる。怪盗の通常時の素顔と普通に接して、相手が怪盗であることもしれっと暴露していてもそれに気付かないアホっぷり。
○メインヒロイン2
・キャラクタータイプ「ライバル事務所の高飛車天才女子」
・性格:高飛車で高慢ちきな性格
自分の思い通りにならないと不機嫌になる
頭のよい天才だがバカと紙一重な一面を持つ
・目標:ヒロイン1を負かす
・その他:ヒロイン1と常に相対するライバル探偵事務所の若き所長。ヒロイン1とは学校も同じで成績、運動なども張り合ってきた幼なじみ。大成功を収めている事務所ゆえ部下も多数いるので、浮気調査なども請け負うことが可能。しかし、ヒロイン1が怪盗に目をつけて自分を一切相手してくれないので、自分が先に怪盗を捕まえてやろうと考える。高慢ちきな態度でも自分を嫌いにならない男性が好きなので、主人公のことは男として気にいっている。
○メインヒロイン3
・キャラクタータイプ「誰よりもバカに真面目な怪盗女子」
・性格:バカを考えることには誰よりも長けている
何事にも一生懸命でやりきらないと気が済まない
人を楽しませたり、感情を動かしたりするのが好き
普段はお淑やかで天使のように慈愛に満ちている
・目標:ヒロイン1との対決の末の勝利
・その他:街をバカという名の混沌に陥れる怪盗。その正体はお嬢様学校の生徒。主人公に一目惚れしていて、元々の目的は自分が起こした些細な謎で自分に興味を持ってもらい、その謎を楽しんでもらいたい魂胆。泥棒でも痴漢でも犯罪でもないスレスレの小迷惑を考えるのが得意。怪盗として自らデザインしたマスクとコスチュームをまとっているが、あまりデザイン的なセンスはない。普段はお嬢様学校に通っているが正体を隠す気がないのか、普通に怪盗としての仕事について口走ってしまっている。
○チューター
・キャラクタータイプ「すべてを知っている情報屋の老人」
・性格:優しそうな外見だが内面では常に人を監視している
人の心を見透かすのが好き
・目標:探偵と怪人の攻防を楽しむ
・その他:探偵たちに情報を売ることを生業とする正体不明の老人。彼もまたバカの一人で常識人のように見えてヒロインらの行動を本気で見ている。その正体はヒロイン3の祖父なのだが、自分の孫が堂々と家で怪盗のコスチュームを置いているにも関わらず、それを怪盗の正体とは思わないアホっぷり。彼いわく怪盗はミステリ作家ではないかと考え、「謎を構築する技術力の高さ」という理由づけもしている。彼の情報のせいでヒロイン1と2が翻弄してしまう。
○主人公
・キャラクタータイプ「ツッコミ全開の唯一の常識人」
・性格:困っている人を放っておけない性格
この世界唯一の常識人としてみんなの信頼を得ている
なんとかバカたちに良識を与えようとする世話焼きな一面を持つ
・目標:探偵事務所を辞める(現在)
怪盗(バカ)を正しつつ探偵(バカ)も正す(未来)
・その他:ヒロイン1に偶然街で出会ったことでバカに巻き込まれる生活を強いられたフリーターの青年。これといった目標もなくバイト生活をしてきていたが、さすがに女子校生に雇われるのは恥ずかしいのと、その女子校生のヒロイン1があまりにもアホなことに振り回してくるのがイヤで辞めたい願望が強い。実は家族や友人にもポンコツが多いこともあって、ツッコミスキルが磨かれる土壌を築かざるを得なかった。怪盗とも当たり前に接していて、次々と生み出される謎の答えをすぐに分かっているのが彼の声はヒロイン1やヒロイン2には通らず苦労を重ねる毎日を過ごす。