//BG 自宅・寝室(朝)

 

 …………。

 

 あ、朝か……。

 

【海莉】

「おはよう」

 

【東出】

「んぅ……起きてたのか……」

 

【海莉】

「寝顔、ずっと見てたの」

 

 ダブルベッドの上、下着姿のおれと――ダイナマイトボディの美女。

 

【海莉】

「あんなに激しかったんだから……眠くて当然。でも、起きないと遅刻しちゃう」

 

【東出】

「もうそんな時間か……ふあぁぁ……海莉のエロい身体見てたら、行きたくなくなっちゃう」

 

【海莉】

「あんっ、ダメ。擦りつけないで……ガマンも大事なのよ?」

 

 ガードの堅い海莉は、勃起の誘惑には負けてくれない。

 

 仕方なくベッドから起きると、海莉も続いた。

 

【海莉】

「なに食べたい?」

 

【東出】

「んー、海莉以外ならなんでも」

 

【海莉】

「もう、シュウちゃんってば。それが一番困るんだから」

 

//CG 青空

 

 ――おれ、東出愁平と皆川海莉は婚約している。

 

 10年近い交際期間を経て、彼女の誕生日にプロポーズした。

 

 キッカケはおれの昇給。

 

 ようやく彼女を養えると確信した途端に、気が付けば彼女に会社を辞めてもらった。

 

 結婚への準備は着々と進んでいた。

 

//BG 社内(朝)

 

 毎日同じことを繰り返す仕事でも、自宅で愛しい婚約者が待ってる。

 

 そう思うだけで、おれは毎日全力でサラリーマンを継続できる。

 

【狩野】

「よっ、今日もウキウキだな。羨ましい限りで」

 

【東出】

「おう、狩野か。いやぁ、同棲はいいぞ? 狩野も早く彼女と同棲しろよ」

 

【狩野】

「嫌みかぁ? オレが彼女と長続きしないって知ってるだろ?」

 

【東出】

「そうだっけ? なんでおまえみたいなイケメンがポイされんだろーな」

 

 ――彼は同僚の狩野満。

 

 おれは高校からで、海莉とは中学から一緒というおれらカップルの親友。

 

 メガネで隠されてるけど、それを取れば乙女が黙ってないほどのイケメンっぷり。

 

【狩野】

「しかも愛妻弁当とは……随分と贅沢なヤツめ」

 

【東出】

「まだ結婚はしてないから愛妻はおかしいだろ。さてと、おれ夜は――あれ?」

 

【狩野】

「どうした?」

 

【東出】

「やべっ! 名刺ケース忘れた!」

 

 なんてこった!

 

 そういや、昨日雨に濡れたから鞄の中身全部出しちゃったんだった!

 

【狩野】

「名刺? あっ、愁平……オマエ今日……」

 

【東出】

「大事な接待があるんだよ! どうしよう!?」

 

【狩野】

「……そうだ。おれ、このあと営業なんだけど……」

 

【狩野】

「よかったら、取りに行こうか? 家、ミナちゃんいるんだろ?」

 

//暗転

 

//BG 自宅・リビング(昼)

 

 シュウちゃんと結ばれてから、本当に幸せだ。

 

 大学卒業後、同棲を始めたけどこれといってマンネリもない。

 

 夜の生活だって、毎日のように続いてる。

 

 それは私が求めてるせいもあるけれど、素直になれなくてシュウちゃんを誘惑して向こうからしてもらってる。

 

 気配りができて、とても優しいあのヒトが大好きだ。

 

 仕事は出来れば働き続けたかったけど、それがシュウちゃんの望む幸せの形なら応えないといけない。

 

 私は――あのヒトの妻になる。

 

【海莉】

「さて……そろそろ――」

 

//SE インターホンの音

 

【海莉】

「あれ、郵便……頼んだっけ……」

 

//BG 自宅・玄関前(昼)

 

【狩野】

「よっ、ミナちゃん」

 

【海莉】

「狩野くん? お仕事は?」

 

 訪ねてきたのは、友人の狩野くん。

 

 シュウちゃんがいない間に度々やってくるけど、友人だから特別に私たちの愛の巣に招待してる。

 

 学生時代はチャラチャラしてたし、女の子を取っ替え引っ替えでだらしない。

 

 けれど、私は一度もエッチな目で見られたことはなかった。

 

【狩野】

「愁平が名刺ケース忘れてさ、よかったら探してくれる?」

 

【海莉】

「名刺ケース……あっ、洗面所にあったかしら……」

 

 すぐに洗面所へ向かって、それを見つけた。

 

 まったく、シュウちゃんったら私がいないと忘れものばっか。

 

【狩野】

「そうそうこれ。サンキュー」

 

【海莉】

「別にいいけど……シュウちゃんは夜、接待なのよね? 狩野くんは?」

 

【狩野】

「ああ、アイツはもう上層部に買われてるから、行動も課長とかと一緒のことのが多いんだ」

 

 ……なるほど。

 

 狩野くんに失礼になるかもしれない、掘り下げるのはよそう。

 

【狩野】

「よかったら余り物同士どこかで食べる?」

 

【海莉】

「うーん、それなら……シュウちゃんに報告しておく」

 

【狩野】

「いいってそんな、オレとミナちゃんの浮気を疑うわけないって」

 

【海莉】

「ダメ。私はもう時期、人妻よ? よその男性と一緒なんて、シュウちゃんに内緒にできない」

 

【狩野】

「堅いなぁ、まったく」

 

 浮気なんてありえない。

 

 彼とは友人同士だけど、シュウちゃんと結びつけてくれたキューピッドはそんなヒドいことしない。

 

 それに、私の気持ちがシュウちゃんから離れるなんてありえない。

 

 でも、シュウちゃんには敵わないけど、狩野くんもいいと思う。

 

 だから、一刻も早く……素敵な人と幸せになってくれたらな、なんて。

 

//暗転

 

//CG 青空

 

 休日。

 

 海莉の美味しい手料理をいただいた後は、約束してたデートへ。

 

 彼女の観たい映画、好きそうな洋服店……ショッピングを中心としたデート。

 

 10年も交際しているおれらでも、一緒に外へ出歩くだけで幸せを共有できてると思う。

 

//背景 駅前広場(昼)

 

 カフェでの昼食を終え、手を繋いで次の目的地へ。

 

 汗ばむ季節になってきたけど、彼女の温もりが気持ちいい。

 

【海莉】

「……あとで水着見ていい? あの、今度狩野くんに泳ぎ教えてもらうことになってて」

 

【東出】

「アイツ、昔から運動もすごかったな……。けど、おれより先に狩野に水着見せることになるんだけど……」

 

【海莉】

「大丈夫。ちゃんと見せてあげるから」

 

 水着のままプレイ……なんて、いいかも。

 

 おっと、海莉の淫らな姿をイメージしただけで興奮してしまうな……気をつけないと。

 

【海莉】

「あ、そういえばね……昨日、狩野くんから出た提案なんだけど……」

 

 二人は一緒に夜食をしたと言ってたっけ。

 

 学生時代からの共通の友人だから、アイツが家を出入りしてもなにも思わない。

 

 まあ、相手が狩野だから浮気はないし……おれも海莉を疑うことはないな。

 

【東出】

「提案って?」

 

【海莉】

「近いうちに、私たちの婚約記念パーティがしたいって」

 

【東出】

「へぇ、アイツが?」

 

【海莉】

「開くなら居酒屋だとハメ外せないと思うし……ウチでいいよね」

 

 ……たしかに、狩野はすぐ酔いつぶれるから介抱が面倒だ。

 

 普通はおれらを祝福してくれるパーティなわけで、ウチでやるのもおかしいけど……。

 

 まあ、部屋の広さで考えれば断然ウチがいい。

 

 みんな雑魚寝でもして翌日に帰せばいいか。

 

【東出】

「その日は禁欲かな」

 

【海莉】

「外でそんなこと言っちゃダメよ。たまには、いいでしょ?」

 

 せっかくお祝いしたいと友人が言ってるんだし、断るのもおかしい。

 

 おれらは狩野と連絡を取り、すぐにパーティが決定した。

 

//暗転

 

//CG 青空

 

 一週間後、金曜日。

 

 翌日が休みでないといけないため、週末に集まることとなった。

 

//CG 夕空

 

 今日は残業なしに、狩野とともに自宅へ向かう。

 

 準備は海莉と女友達数人がやるとのことで、おれらはそれを楽しみに帰路へついた。

 

//BG 自宅・玄関前(夜)

 

//BG 自宅・リビング(夜)

 

 帰宅すると、黄色い声がお出迎え。

 

 自宅では中々に豪勢な料理が溢れていた。

 

 おれと狩野以外が全員女子ということもあり、女性向け料理のようにも見える。

 

【狩野】

「ふーっ、美女とのパーティだから緊張してきたわ」

 

【女友達1】

「こっちは美男同士がくっついて帰ってきたから……フフフ」

 

【狩野】

「……そ、その妄想の内容は口にしないで……な?」

 

おれも聞きたくない。

 

【海莉】

「おかえり。着替えてから飲んでね。スーツ、汚れちゃうから」

 

【女友達2】

「ちゃっかり妻になっちゃって~。もう、あーんなガードの堅い子がこんなになっちゃうなんてねぇ」

 

 ……酔っ払いに絡まれる。

 

【狩野】

「おれは、このままだし……腹、括ろうぜ?」

 

【海莉】

「でもぉ……」

 

 ――海莉は嫌がるも、酔っ払い女子のせいでそのまま飲み始めることとなった。

 

//時間経過

 

 …………。

 

 ……。

 

【海莉】

「ん……んぅ」

 

 瞼が重たい……。

 

 ……いつの間にか、寝ちゃってた……?

 

【海莉】

「シュウちゃん……どこ?」

 

 寝ぼけ眼で顔を動かすと、シュウちゃんは女の子たちに挟まれて寝てた。

 

 ああ、酔いつぶれてるとはいえ……私以外に腕枕しちゃって。

 

【海莉】

「あとで、お説教ね……。浮気ではないけど……」

 

 もう、なんでシュウちゃんのアソコに手があるの……?

 

 それは私だけのモノ。

 

 私だけが味を知って、私だけが愛を受け止められるモノなのに。

 

【狩野】

「うぅぅ……トモちゃ~ん、待ってぇ」

 

【海莉】

「狩野くん? えっ……キャッ!」

 

//CG  寝ている狩野に抱きしめられて胸を揉まれる海莉

 

【海莉】

「ちょっ、ちょっと……!」

 

【狩野】

「くぅぅ……トモちゃん好きだぁ、むふふぅ……」

 

 ね、寝ぼけてるの?

 

 トモちゃんって、たしか狩野くんがすごく大切にしてた前の彼女だっけ……。

 

【海莉】

「や、やだ……やめ……!」

 

 狩野くんの手が、私の胸に……!

 

 揉まれてはないけど、感じちゃいそうで怖い……。

 

【海莉】

「んぅぅ……は、離れないと……シュウちゃんに、見られたら……」

 

 これは浮気じゃない。

 

 けれど、他の男の人にこの身体を慰められるのは、よくない。

 

【海莉】

「あぅぅ、んっ、や、やだ……ッ! あっ、アソコが……!」

 

 モリモリと、大きくなってるソレ……。

 

【海莉】

「なんで、大きくしてるの……?」

 

【狩野】

「トモちゃん……どうして、好きなんだろ?」

 

【海莉】

「あぁっ!」

 

 慌てて口を塞ぐ。

 

 狩野くんが腰を揺すって、硬くなったものを押し付けられる。

 

 なに、この大きさ……。

 

 シュウくんの意外知らなかったけど、人によって大きさってこんなにも……。

 

【海莉】

「あぐぅぅっ、うっ、んぅぅっ、だ、ダメ……!」

 

 秘裂に熱せられたモノが擦れる。

 

 イキそう……ッ!

 

 こんな硬いモノ耐えられるわけがない!

 

【海莉】

「ダメぇ!」

 

//BG 自宅・リビング(夜)

 

 慌てて飛び起きた。

 

 狩野くんは泥酔したままで……アソコは――。

 

【海莉】

「す、すごい……!」

 

 スラックス越しに浮き出た男根は、私の腕のような太さ……!

 

 硬くて長くて……トモちゃんって子は、こんな逞しいもので……。

 

 ペニスで男性は判断できないけど。

 

 なんで、これほどの男根を見捨てたんだろう。

 

【海莉】

「こっ、これは……浮気じゃない。浮気じゃないから……」

 

 私、感じてないんだから……大丈夫。

 

 イキそうになったけど、あれは……シュウちゃんとシテなかったせい。

 

 そうだ、シュウちゃんを起こして……。

 

【海莉】

「シュウちゃん」

 

 ――私は狩野くんのペニスの味を忘れるため、シュウちゃんと何度も交わった。

 

 だけど、たった短い間に感じたあのペニスは……忘れられそうにない。

 

//暗転

 

//CG 青空

 

 ――翌日。

 

 重たい頭を堪え忍びながら、パーティは閉幕。

 

 なんで女の子たちに腕枕してたのかわからないが……。

 

//BG 自宅・寝室(朝)

 

【東出】

「……なんか、あった?」

 

【海莉】

「え……なにもないよ。あんな大勢いたのに、なにかあるわけないでしょ」

 

【東出】

「別にパーティでなにかあったなんて聞いてないけど」

 

 海莉はしまったという顔をする。

 

 やはり、なにかがおかしい。

 

 いつもは禁欲すれと昼間までセックスを続けられるほど海莉は性欲が強い。

 

 そんな海莉はどこか上の空だった。

 

【海莉】

「……あのさ、そろそろ……ゴムなしでしよ?」

 

【東出】

「えっ、どうしたの急に」

 

【海莉】

「怖いの。幸せなのに……貴方との繋がり、持っておかないと」

 

【海莉】

「それに、ナマだったら……忘れられるかもしれない」

 

【東出】

「なにを?」

 

 ゆっくり首を振って、答えてはくれない。

 

//CG 青空

 

 忘れたいことがあるからと、おれはなんとか不安を取り除こうと一日中交わった。

 

 途中でゴムを引き抜かれそうだった。

 

 でも、結婚初夜まで子作りはしないのを忘れたの、と聞けば……すんなりと諦めた。

 

//暗転

 

//BG 社内(朝)

 

 月曜日。

 

【狩野】

「元気ないな、どうした?」

 

【東出】

「いや……海莉がちょっと、様子おかしくて」

 

【狩野】

「ミナちゃんが? なんか心当たりは?」

 

 ――そうして、狩野は親身に相談に乗ってくれた。

 

 親友は真剣に、おれらの関係をよくしてくれようといつも助けられる。

 

【狩野】

「じゃあ……オレ、さり気なく聞くから。あとは愁平が片付けろよ?」

 

【東出】

「わ、悪いな……」

 

【狩野】

「あと浮気なんて疑うなよ? あの子がオマエ一筋だってわかってんだから」

 

 そうだよな、海莉に限って浮気なんて……。

 

 そもそもおかしくなったパーティの日、その場にいた男はおれと狩野だけだ。

 

 絶対にありえない。

 

 絶対に、だ。

 

//BG プラットホーム(朝)

 

 翌日。

 

 会社へ向かう途中に、後輩の女の子に相談を受けてもらった。

 

【後輩】

「――それで、家へ出入りしてる人って誰かいるんですか?」

 

【東出】

「いや、狩野以外はとくに……女子だけ、かな」

 

【後輩】

「なんで狩野さんは疑わないんですか? あの人、結構その……スケコマシだって聞きますよ」

 

【東出】

「アイツが女子と別れる理由知ってる? 捨てられてるんだ。そんな痛みがわかる男が浮気なんてしないさ」

 

【後輩】

「イケメンでも捨てられるんですね……。あっ、わたしだったら東出さんのがカッコいいと思いますよ?」

 

【東出】

「ハ、ハハ……お気遣いどうも」

 

 狩野はどうなのか……この子は、親友を疑うのも選択の一つだと言った。

 

 たしかにおれの目で見たわけじゃない。

 

 そもそも、おれ――普段、海莉がなにをしてるのかもわかっていない。

 

【後輩】

「よかったら……帰り、飲みに行きませんか?」

 

【東出】

「えっ、しかし……」

 

【後輩】

「身構えないでくださいよぉ、なにもしないんですから。相談乗る代わりに、相談に乗ってくださいっ」

 

//暗転

 

//BG 駅前(朝)

 

【海莉】

「ハァ、ハァ……ま、まだ間に合う……」

 

 シュウちゃんったら、最近は本当に物忘れがヒドい。

 

 大事な会議があるって言ってるのに、ネクタイ忘れて……。

 

【海莉】

「あっ、シュウちゃ――」

 

 そこにいたのは、最愛の人と――スーツを着た女性だった。

 

 今まで見たことのない、シュウちゃんが他の女性と一緒にいる光景。

 

【海莉】

「な、なんで……」

 

 あれは、会社の人なのだろうか……それとも……。

 

//SE 着信音

 

【海莉】

「わっ、だ、誰から……」

 

 着信は――狩野くんからだ。

 

【海莉】

「はい、もしもし――」

 

//暗転

 

//CG 青空

 

//BG プール(昼)

 

【狩野】

「おおっ、綺麗だね!」

 

【海莉】

「は、恥ずかしいんだけど……その、あまり見ないでもらえると、嬉しい……」

 

 シュウちゃんの前ですら水着になったことなんてほとんどない。

 

 狩野くんはあまり胸を見ないけど、私としては周囲の目が恥ずかしい。

 

 着やせしてるから普段は見られることが少ない。

 

 しかし水着になるとすぐこうなる。

 

 肩凝るしブラジャーも水着も選べないし谷間は汗かくし……。

 

 胸が大きくたっていいことはないに等しい。

 

【狩野】

「……ちょっと見られてるな。プールに浸かりながらしゃべろう」

 

 狩野くんから連絡があって、急遽プールへ行くことになった。

 

 前々から泳げるようになりたいとは言ってたけど、なんで急に……。

 

【海莉】

「どうしてプールに?」

 

【狩野】

「面と向かってしゃべると息苦しいしさ、遊びながら色々しゃべろうかなと」

 

 そうだ、狩野くんになら……。

 

【海莉】

「シュウちゃんって、会社で誰か特定の女性と仲良くしてたりするの?」

 

【狩野】

「愁平が? ないない。仲良くというか、わりと親切だから後輩には好かれてそうだな」

 

 あれは後輩か……。

 

【狩野】

「断言する。アイツの浮気はまずないって」

 

【狩野】

「そもそもオレ、愁平からミナちゃんの様子がおかしいからって相談受けた口なんだぜ?」

 

【海莉】

「私の様子?」

 

 どこかヘン……そんな自覚はなかったけど。

 

 でも、あの時味わった狩野くんのモノの感触だけ……忘れられてない、かな。

 

【狩野】

「なぁ、ミナちゃん……悪い、相談いい?」

 

【海莉】

「なに?」

 

【狩野】

「海パン脱げてた。ハハ、今オレ……全裸なんだけど」

 

【海莉】

「ええっ! なっ、なんで!」

 

【狩野】

「緩かったんだけど、最近痩せちゃって……プールに飛び込んだと同時に落ちちゃったみたい」

 

【海莉】

「そっ、そんな……係員さん! すみません――」

 

 係員の人に事情を説明し、狩野くんの海パンを探してもらうことに。

 

 狩野くんの下半身、まだ周囲の人には気付かれてない。

 

【狩野】

「それまでの間、悪いけど……」

 

//CG 壁を背にして全裸の狩野、海莉と正面から密着

 

【海莉】

「キャッ!」

 

【狩野】

「不可抗力なんだ……。オレが世間的に抹消されないためにも、お願い」

 

 狩野くんの身体が近い……!

 

 利用客が少なくてよかった……周りもカップルだらけで、煙たがられてない。

 

【海莉】

「なっ、なにか当たって……ッ!」

 

【狩野】

「ごめん。こんな大きいなんて思ってなくて……目の前で見ると、すごいね」

 

 狩野くんの視線は、私の胸に……。

 

 それを凝視されるだけで身体が疼き、股間に当たるソレもどんどん膨らんで……!

 

【海莉】

「んぅ……や、やだ……!」

 

【狩野】

「浮気じゃない。オレが悪いんだから、あとで……ちゃんと愁平には謝るし」

 

【海莉】

「いいよ、謝らなくて……。なにも悪いことなんて、してない」

 

 吐息のかかる距離。

 

 他の人に見られまいと密着した性器同士は、もう入ってしまいそう……。

 

【海莉】

「はぁぁっ……! うっ、動かないで……!」

 

 彼が動くたび、アソコが擦れてイケナイ気分になっちゃう……。

 

 水着ずらせば、入れられる……!

 

 でも、入れたら……取り返しがつかない。

 

【狩野】

「歴代彼女……これのせいで、嫌われたんだよな……。おれにとっちゃ、諸刃の剣とゆーか」

 

【海莉】

「んくぅぅ……これで、みんなを……」

 

【狩野】

「デカすぎるって大泣きされてさ」

 

【狩野】

「オレ……捨てられるの怖いからもう誰ともシテなくて……それでこんな、ごめん……」

 

【海莉】

「そんなこと、ないよ……?」

 

 私は自ら水着をずらし、陰部を外に出した。

 

【狩野】

「み、ミナちゃん?」

 

 そっとあてがわれ、腫れ上がったモノが私の淫乱に当たる。

 

【海莉】

「シュウちゃん、ごめんなさい……」

 

 欲しいモノは欲しい……。

 

 他の人のアソコの味を知って、もっと貴方を愛せるような……立派な妻になるから。

 

 だから、許して。

 

【狩野】

「だっ、ダメだよ……ミナちゃん」

 

 ――小走りでやってきた係員さんが黒の海パンを持ってきた。

 

 私はとっさに離れ、うやむやに終わった。

 

 水中にあるソレは……とても逞しく私の方にそそり立っていた。

 

//暗転

 

//画面黒

 

 数時間後。

 

 私は一目散にプールを去り、自宅へ向かった。

 

 常識なんてどうでもいいから、自分とシュウちゃんのためにも……前へ進みたかった。

 

 ……狩野くんに連れられ、私たちの愛の巣へ。

 

//CG ベッド上で対面座位

 

【狩野】

「あぁぁ……み、ミナちゃん……ッ! 入れるよ?」

 

【海莉】

「はぁぁぁ……思いっきり、いいよ……。私、貴方のオチンチン好き……」

 

 屹立したソレを、私の卑猥が咥え込んでいく。

 

 プールからずっと濡れっぱなしで、前戯なしでも十分だった。

 

【海莉】

「あっ、ン、ンぅぅぅっ、ふ、とい……!」

 

【狩野】

「うぐっ、ミナちゃんに嫌われたくないから……ずっと、ガマンしてたんだ……」

 

【海莉】

「嫌いになんて……あぁぁっ! おっ、奥……行った?」

 

【狩野】

「全部入ってる。もう、ガマンできない……動くよ!」

 

 狩野くんが思いっきり腰を突き上げてきた!

 

【海莉】

「あはぁぁっ! あっ、んあぁっ! いやぁっ!」

 

【狩野】

「ハァ、ハァ……ッ! 愁平に、顔向けできないな……」

 

【海莉】

「黙っておけば大丈夫だからぁ! あっ、あぁぁっ、あぁぁんっ! シュウちゃん、まだ好きだからぁ!」

 

 胸に伸びた手が激しく愛撫する。

 

 私の中を占める感覚は、なにもかも正常に判断できないくらいおかしい。

 

【海莉】

「あはぁぁぁっ! あっ、ンンぅぅぅっ!」

 

【狩野】

「ミナちゃん……! ミナちゃん可愛いよ……ッ!」

 

【海莉】

「可愛いって言わないでぇ……! ンはぁぁっ、あっ、うあぁぁぁっ!」

 

【狩野】

「ナマだけど……大丈夫!?」

 

【海莉】

「いいっ! でもっ、中には出さないでぇ! それはシュウちゃんが初めてになるんだからぁ!」

 

 反復運動をする彼の男根はまた膨張してる。

 

【海莉】

「ぐぅぅ……! あっ、あがぁぁ……アソコ、破れる……!」

 

【海莉】

「はっ、ンはぁぁぁぁ……ッ! さっ、支えて……腰、砕けちゃいそう……」

 

 激しく突きながらも、優しく胸を愛撫して支えてくれる。

 

 熱棒と彼自身の優しさというギャップに射貫かれそうだ。

 

【海莉】

「はぁぁんっ! あっ、あぁぁっ! 狩野、くん……!」

 

【狩野】

「チンポおいしい!? さっきプールで入れようとしたんだから欲しかったってことだろ!?」

 

【海莉】

「いやぁ! やめっ、はぁぁぁっ! いっ、入れようとはした、けど……ここまでは、んあぁぁああああッ!」

 

 律動的に暴れる肉製の竿。

 

 シュウちゃんのも気持ちいい……でも、この極太の感触とは比較できない!

 

【狩野】

「オッパイもこんな大きいなんて聞いてなかった! 愁平は巨乳で美人な奥さんもらって幸せだなッ!」

 

 嫉妬……?

 

 彼の男根はシュウちゃんの名前が出るたびに大きく反り返る。

 

【海莉】

「シュウちゃんだって、知らないヒトと歩いてる! だからぁっ、これでチャラだよ!」

 

【狩野】

「愁平が!? いやっ、なんかの間違えじゃ……うぉっ!」

 

 腰をくねらせて、根元まで咥えた熱棒を壁に掠める。

 

 さらに、両手を狩野くんの大きな手の甲に重ね、執拗に私という女を愛撫させる。

 

【海莉】

「ハァ、ハァァァァ……ッ! 卑猥な音、素敵ぃぃぃ……!」

 

【狩野】

「そうだ、そう……愁平も浮気してるんだ……。だから、オレらも浮気しよう!」

 

 言葉の色香に乗せられて、私たちは『浮気』という自覚を持って性器を擦り合う。

 

 この大きな肉筒……私の女の部分をひどく淫乱にさせる。

 

【海莉】

「ンひゅぅっ! あっ、ンぁぁぁっ、い、いい……! 他人オチンチン、初めてなのに……!」

 

【海莉】

「あひっ、ひっ、ひぅぅぅっ! アソコの中パンパンで……気持ちいいッ!」

 

 背中、首筋……そして、唇にキスをされる。

 

【海莉】

「んちゅっ、ちゅ……んむぅぅ、こんな愛のあるエッチするのに……もったいない」

 

【海莉】

「ちゅっ、はふぅぅ、ぺろ……くちゅぅ……あのヒト以外の味も、初めて……」

 

 身も心も汚れてしまった。

 

 わかってはいるのに、アソコを射貫く剛直の感触が理性の制御を妨げる。

 

【海莉】

「ハァ、ハァァァァ……ちゅ、ンふぅ、んちゅ、んあぁぁ、唾液も……」

 

【狩野】

「全身で、ヤラせてほしい……! んん、今だけは……オレの海莉なんだ……」

 

【海莉】

「あはぁぁっ、あぅっ、ん、んんぅ……海莉なんて、呼び捨てはダメ……」

 

 甘い吐息まじりのキス。

 

 唇が離れれば、私たちを繋ぐ唾液の糸……それを私が舌ですくった。

 

【海莉】

「も、もう……ダメ……ッ!」

 

【海莉】

「ンはぁぁぁっ、かっ、狩野くんのオチンチンで……いっ、イッちゃうぅぅぅぅぅッ!」

 

//フラッシュ

 

 全身に緊張が走り、圧倒的な快楽が込み上げる。

 

【海莉】

「ンあぁっ! あっ、あぐぅっ、うふっ、ふぐぅぅ!」

 

【海莉】

「あんぅう! んっ、はぁ、はぁ、はひぃ! あっ、あぁぁ……!」

 

 他人棒でイッてしまった。

 

 ただ、背筋に電流が伝っていくこの感触は病みつき必至の快楽だった。

 

【狩野】

「海莉……エッチな海莉も可愛いよ……んちゅ」

 

【海莉】

「あうぅっ、わ、腋にキスなんてダメ……ひぐっ、うっ、うぅぅッ!」

 

【狩野】

「ごめん! ピストン、続けるから!」

 

【海莉】

「へっ? あっ、ちょっと……ンンンンンぅッ!」

 

 イッたばかりの淫乱な私を、逞しいモノが突き上げる。

 

 さっきと違い、間の抜けた水音が激しく高鳴ってる。

 

【海莉】

「ンはぁぁっ! あっ、あぁぁっ! このシーツ、汚したらシュウちゃんに……ッ!」

 

【狩野】

「じゃあ愁平ともこんな激しいセックスすればいいッ! 愁平は優しいけど、頼めばヤッてくれるだろ!」

 

【海莉】

「いやぁっ! そんなこと……ンひゃぁぁっ! あっ、ンぐぅっ、うあぁぁっ!」

 

【狩野】

「エロい……! エロい海莉が好きだ……!」

 

【狩野】

「なんでこんな、ずっと一緒だったのに……相性の良さに気付けなかったんだ!」

 

【海莉】

「あぁぁっ! えっ、エッチはしてもシュウちゃんは好きなのぉ!」

 

【海莉】

「関係性まで寝取らないでぇ! 相性よくても、シュウちゃんの妻になるのぉ!」

 

 狩野くんが小刻みに腰を揺すっていく。

 

 睾丸にまで染み渡った蜜で潤う肉根が奥底を何度もノックする。

 

 まるで私の理性を膣奥から掻き出そうとするかのように何度も。

 

【海莉】

「あっ、いやぁぁっ! また……またイクぅぅぅッ!」

 

【狩野】

「イクの!? 中に出していい!?」

 

【海莉】

「だっ、ダメ! シュウちゃんともシテないのに……あぁっ、はっ、激しくしないでぇ!」

 

【狩野】

「愁平ばかり初めて捧げて……ズルい。愁平のこと、好きだけど……海莉への思いは……負けないぞ!」

 

 ぬ、抜く気がないの……!?

 

 荒々しい腰つきが、これ以上ないくらいに肉根の味を叩き込んできて……。

 

【海莉】

「イヤぁぁああああッ! あっ、いっ、イッちゃうぅぅッ!」

 

【狩野】

「イこう! ほらっ、オレのザーメン受け取って!」

 

【海莉】

「ぬい、て……ひゃあぁああああああああッ!」

 

//フラッシュ

 

//SE 射精音

 

 どぷどぷびゅりゅぅぅううううううううッ!

 

【海莉】

「んあぁっ! あっ、ふぎぃぃっ、あぁっ! きちゃうから抜いてェェェッ!」

 

【狩野】

「大丈夫……愛してるから、大丈夫……ッ!」

 

 二度目の絶頂なのに、ひどい快楽を覚えてしまう。

 

 身体をしっかりと押さえつけられて、狩野くんが……精液を送り込んできてる。

 

【海莉】

「ひぅぅっ! ンっ、ンぁぁぁぁッ! あっ、だっ、だめ、ンぅうう!」

 

【海莉】

「はひぅ! はぁ、はっ、あぁあああああ!」

 

 なに、精液って……こんな……。

 

【海莉】

「ぐふぅっ、うっ、ンンンぅぅ……うぐぅっ、うっ、うあぁぁ……」

 

【狩野】

「ハァァァ、気持ちいい……。じつは、女性で射精したのも初めてなんだ……慣れてなくてごめん」

 

 頭がくらくらするほどの大絶頂。

 

 浮気の肉棒でこんなに火照らされるなんて。

 

【海莉】

「んふぅ、なぁ、なん、で……初めて、なの……?」

 

【狩野】

「出す前に、オレのチンポを痛がるからね。海莉以上に、このチンポの存在価値を認めてくれるヒトはいないね」

 

【海莉】

「だ、ダメ……私には、シュウちゃんが……」

 

【狩野】

「ここまで出されてまだ綺麗事?」

 

 注がれた精液はあまりにも多量だった。

 

 少し動いただけでも狩野くんの剛直を滴って精液が溢れてくる。

 

【海莉】

「あぁぁ……まだ、こんな大きくして……貴方って……」

 

【狩野】

「好きなんだから、当たり前だ」

 

【海莉】

「でも、婚約した時……祝福してくれたのに……」

 

【狩野】

「付き合ってなんて言わないよ。ただ、オレのチンポの虜にはなってほしいな」

 

 陰部を貫く肉槍は、心なしかさっきより硬い。

 

【海莉】

「……でも」

 

【狩野】

「もう一回戦しよう。これくらいじゃ、ガマンできない」

 

【海莉】

「む、無理よ……。もうそろそろ、シュウちゃんが……」

 

【狩野】

「すぐ終わらせるから。海莉、素直になれよ」

 

//BG 自宅・寝室(夕)

 

 肉根を引き抜くと、だらしなく射精された子種が太ももを伝う……。

 

 汗まみれの私たち、シーツもグショグショ。

 

【海莉】

「もうおしまいにしましょ? これ以上は……どうにかしちゃう」

 

【狩野】

「海莉……まだ終わりじゃないぞ!」

 

 ――獰猛な声を上げて、狩野くんが私の手を引いた!

 

//CG 正常位

 

【海莉】

「あっ、い、いや……もう、帰ってきちゃう……!」

 

【狩野】

「帰ってこないならいいの? ふふ、ザーメンまみれのマンコが早くくれって言ってるぜ?」

 

【海莉】

「そんなこと、言うわけ――」

 

 ぷちゅぅと卑猥な音を上げて亀頭が沈み込む。

 

【海莉】

「はぁぁっ! あっ、あ、ダメ……」

 

 慣れを覚えてきた感覚に、狩野くんの男根はとても恍惚を与えてくれた。

 

 やだ……私、シュウちゃんが好きなのに……イケナイ気持ちが芽生えそう。

 

【狩野】

「好きだ……海莉、オレのをちゃんと受け止めてくれてる……そんな海莉が……ッ!」

 

【海莉】

「あぁぁっ! あっ、んはぁっ! ダメぇ……ッ!」

 

 狩野くんが覆い被さって、私の逃げ道をなくす。

 

 問答無用に抽送される巨根が、根元から先端まで私の膣を味わってくる。

 

【海莉】

「いぅぅっ、うっ、んあぁっ、あっ、はぁぁぁ……気持ちいい……!」

 

【狩野】

「愁平とは別れないで、オレとはチンポの関係を繋いでくれよ?」

 

【海莉】

「そんなっ、はぁぁぁんっ! んっ、ンあぁッ!」

 

【狩野】

「1回しちゃったんだから、何回ヤッても一緒だって。もちろん、子作りは譲るけど……これは別だ!」

 

 間近にある顔が接近して、舌で舌を包み込まれる。

 

 だらしない息遣いをしながらするキスは彼が初めてで、激しく興奮してしまう。

 

【海莉】

「んちゅぅっ、んっ、ンンぅっ、もっと……ちょうだい」

 

【狩野】

「素直になったね……もっと、素直になれよ……」

 

【海莉】

「ちゅぷ、やだ……ちゅっ、ちゅりゅ……ンふ、はふぅぅ……おかしくなりそう」

 

【狩野】

「なっていいんだよ、おかしくさ。オレのチンポで狂う女は海莉しかいないんだから」

 

 ――耳元で、このチンポは海莉だけのモノだ、と囁かれる。

 

 私だけの……オチンチン。

 

 一本は最愛の人の、愛の感じられるモノ。

 

 もう一本は、極太で……私の知らない私を目覚めさせるモノだ。

 

【海莉】

「んちゅっ、ちゅっ、はむぅぅ、ぺろ……ん、もう……どうでにもなっていい」

 

【狩野】

「ん? なんて?」

 

【海莉】

「あ、あくまでも……狩野くんじゃない、貴方のオチンチンが……やめられそうにないの」

 

【海莉】

「お願い……もっと突いてぇッ!」

 

 ――ギアチェンジしたように、狩野くんの腰つきが加速する。

 

【海莉】

「あぁッ! あっ、ンぁぁぁぁあああッ!」

 

【狩野】

「いいんだッ! オレ、チンポさえ好きになってもらえれば、そうすれば堂々とこのチンポを誇れる!」

 

 彼とは対照的な威風堂々としたモノは、さっきよりも乱暴に反復運動をする。

 

 二人の蜜でいっぱいのアソコは、肉槍が刺さるたびにいやらしく悲鳴を上げる。

 

【海莉】

「あっ、ンっ、ンンンンンンぅぅッ! うっ、うぐぅっ!」

 

【狩野】

「チンポが入ってるとこ、よく見える!? こんなチンポ咥えたせいで、愁平のチンポじゃガバガバになっちまう!」

 

【海莉】

「今はっ、シュウちゃんのこと禁止ぃっ! はぁぁぁっ! あっ、狩野くんのオチンチンで愛してぇ!」

 

 もはや支離滅裂。

 

 大好きなシュウちゃんを差し置いて……今は、狩野くんのモノが愛おしくてたまらない。

 

【海莉】

「いあぁぁっ! あっ、あっ、はぐぅぅぅっ、うっ、うあぁっ!」

 

【海莉】

「ふひゃぁああ! はぁあっ、あっ、あぅうう!」

 

【狩野】

「すごい悶えてるね! そんなにチンポおいしい!?」

 

【海莉】

「聞かなくてもぉ……あぁッ! あっ、貴方のオチンチンが一番好きぃッ!」

 

 狩野くんの男根がさらに肥大化する。

 

 大きな手のひらが揺れる私の胸を掴み、唇はまた重ね合った。

 

【海莉】

「ンンぅぅっ、んっ、んふぅぅ……! うんんぅぅっ! うふぅ……」

 

【狩野】

「ホント、好きがとまらない……! 人妻になっても、よろしく……」

 

【海莉】

「ちゅぶぅ、そんなこと……ンンぅぅッ! じゅりゅっ、じゅ……んじゅぅ!」

 

【海莉】

「ハァ、ハァァァァ……! ごめんなさい、イッちゃいそう……」

 

【狩野】

「また? でも、オレのチンポによく保ててる方だよな。他の彼女なんて――」

 

 すかさず、狩野くんの唇を塞ぐ。

 

【海莉】

「ンっ、ンちゅぅぅぅ……ぷはぁ……私もやめるから、貴方も他の子の名前出さないで……」

 

【海莉】

「あぁぁんっ! ンっ、ンぅぅっ、太いオチンチンが……あっ、おかしく……ッ!」

 

 汗の滴る身体で、懸命に下半身が快感を貪ってくる。

 

 時折、彼の顔が乳房を吸い立てて私をよりいやらしくさせる。

 

【海莉】

「はぁぁっ、そんな、そんなことされたら……貴方より、早くぅぅぅ……ッ!」

 

【狩野】

「一緒にイキたい?」

 

【海莉】

「大好きなオチンチンに……気持ちよくされたい」

 

 シュウちゃんで見慣れた光景……これは、射精に向けた動きだ。

 

【海莉】

「はぁぁぁぁんっ! いいっ! 気持ちいい!」

 

 ごめんなさい、シュウちゃん……もし、彼の子種で孕んでしまったら。

 

【海莉】

「狩野くん好きぃッ! オチンチンもっと大好きぃ! 愛してぇ! 愛の蜜注いでぇ!」

 

 でも、貴方のことを愛してます。

 

 貴方も、他人棒に感じた妻を愛してくれたら、幸せ……。

 

【海莉】

「イクんだよね!? いいよっ、欲しい……子宮の中汚して!」

 

【海莉】

「きてぇ! いっぱい、一緒に感じよ!?」

 

 自然とカニばさみとなって狩野くんを押さえつける。

 

 中に欲しい……女の理性が狂い、私の本能がそうさせた。

 

【海莉】

「あぁぁぁああああッ! あっ、あひぃぃッ! いっ、イクぅぅぅッ!」

 

【海莉】

「きてぇぇぇぇッ! おっきなオチンチンで孕ませてェェェェェッ!」

 

//フラッシュ

 

//SE 射精音

 

 ――頭が、真っ白になった。

 

【海莉】

「あひぃぃぃッ! いっ、いあぁぁっ! あっ、あぁぁぁぁん、きてるぅぅぅッ!」

 

【海莉】

「ンぃぃぃっ! 精液気持ちいいっ! はぁぁぁんっ! あぐぅぅっ、う゛ぁぁぁッ!」

 

 ドクドクと感じる、膣内から子宮に巡る大量の精液。

 

 彼の男根で初体験した感触が、私の幸福を満たしてる気さえする。

 

【海莉】

「あぁっ! あっ、ぐふぅっ、うぐぅぅ……うっ、んぅぅぅッ!」

 

【海莉】

「ハァ、ハァ……はひぃっ! あっ、あぐぅ……中ぁ、すごいよ……」

 

【狩野】

「ぅ……こんな射精したの、初めて」

 

 根元まで挿入されてるせいか、精液は一番奥の部屋をノックしてくる。

 

 温かい男の心地に、恍惚が芽生える。

 

【海莉】

「……うふぅ、うっ、ンンぅぅ……中に、出しちゃった」

 

【狩野】

「自分から求めただろ? なら、おあいこだな」

 

【海莉】

「貴方のオチンチンが大きすぎるのがイケナイのに……。理性なんて、保てるわけないじゃない」

 

 狩野くんが少し腰を浮かせると、精液がこぼれ落ちる。

 

 ああ、私の精液が……もったいない。

 

【海莉】

「……シーツ、洗わないと」

 

【狩野】

「どうする? 愁平に浮気したって言って、アイツにも浮気させてチャラにする?」

 

【海莉】

「や、やだ……」

 

 私はギュッと彼の首に絡みつき、逞しい身体にキスをした。

 

【海莉】

「彼に、浮気されたくない。あんな気持ち、もう味わいたくない……」

 

【狩野】

「贅沢だな。こんなだらしなく中出しされてるのに、まだ愛されたい願望あるの?」

 

【海莉】

「彼の愛も……貴方のオチンチンも、誰にもあげない……」

 

//暗転

 

//CG 青空

 

 ――1ヶ月後。

 

 海莉はどこのタイミングでかわからないけど、いつもどおりになった。

 

 性生活も前より激しくなって、以前はおれに誘わせようとしてたが、今では彼女から誘ってくれる。

 

 なにかあったのか?

 

 そう疑うけれど、狩野いわく二人のために悩みを解決させられたよとのこと。

 

//BG 自宅・リビング(朝)

 

【海莉】

「いよいよ今日ね……」

 

 海莉がカレンダーを見やる。

 

 そう、今日は二人の念願だった結婚式の日。

 

 少々奮発して豪勢なものにしたのは、彼女の一生の宝にするためには当然の行い。

 

【海莉】

「あ、狩野くんが二次会の会場はホテルにしたって」

 

【東出】

「ホテル?」

 

【海莉】

「小さなホテルらしいけど、みんな酔いつぶれても大丈夫なように貸し切りにしたって」

 

【東出】

「すごっ。まあ……アイツ、色んなツテあるんだよな」

 

【海莉】

「……私たちの初夜は、ホテル?」

 

【東出】

「家に帰ってからでもいいよ。さすがに疲れてるだろうから」

 

【海莉】

「ううん、むしろね……今日、したいかな」

 

 本当、随分と大胆になったな。

 

 思えば今日、ゴミと一緒にコンドームを箱ごと捨ててたな。

 

【海莉】

「一番欲しいのは、シュウちゃんの子種。ずっとガマンしてたけど、いいでしょ?」

 

 海莉がズボンを脱がしにかかる。

 

【海莉】

「明日は狩野くん以外にも、酔いつぶれたヒトのも試してみたいし……シュウちゃんの味も、知ってからじゃないと」

 

【東出】

「海莉? なんの話?」

 

【海莉】

「なんでもない」

 

 ひんやりとした手のひらが、巧みな手つきでペニスをしごく。

 

【海莉】

「シュウちゃん」

 

【東出】

「ん、どうしたの?」

 

【海莉】

「貴方も、貴方のコレも私のモノ。これからも……ずっとね」

 

 なんて、愛おしそうにペニスを頬張りながら彼女は笑った。

 

//END